第1章 追憶
「危険だぞ!!いつ鬼が出てくるかわからないんだ!!
「…えっ…?」
「嘘でしょ鬼出るんですかこの汽車!!!!!!!」
「でる!!!」
「でんのかい!!いやーーーーー!!!!!鬼のところに移動してるんじゃなくここに出るのいやーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!」
泣きわめく善逸
「短期間のうちにこの汽車で四十人以上の人が行方不明になっている!!数名の剣士を送り込んだが、全員消息を絶った!だから柱である俺が来た!!」
「はァーー!なるほどねっ!!降りますっ!!!!」
杏寿郎の話を聞いているのかいないのか、善逸はもうパニック状態である。
「…切符……拝見します………」
汽車の車掌が切符の確認をしに来た。
(んっ…!?なんだろう、嫌な匂いがする…!)
パチっ…
車掌が四人の切符を切った。
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