第17章 駆られる ※
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……っ…凄い力…
押さえられた腕に力を込め拘束を解こうとするがびくともしない。
「すごい力だねえ」
童磨はニタァと笑う。
本当にそう思っているのだろうか。
ちょっとまってね、というと、どこからか植物の蔦を出し、それで私の腕を絡め固定した。
「んっ、ふ……ん゛」
唇を割り構内に侵入してくる童磨の舌。
嚙み切ってやりたい気持ちは恐怖心にすぐに消された。
口内を犯される感覚。
逃れたくて顔を背けるが手に、舌にすぐに捕まる。
溢れて止まらない、激しい嫌悪感。
キモチワルイ。
口づけをしながら童磨の手はの脇から腹、腰に掛けてを襦袢の上から繰り返しゆっくりと撫でる。
……ゃ………なんか…へん………
嫌なのに、吐きそうなほど気持ち悪い筈はずなのに、
酸素の足りない頭の思考は鈍り、されるがままになる。
腿の上まで下りた手は腹から脇腹へ、そのまま胸の下まで上がってきたと思ったら乳房を包み、襦袢の上からもわかるほど主張したその頂きを掠る。
「………んっ!」
は身を固くした。
唇から離れた童磨の顔は厭らしい程に色気を含んでいて怖い。
シュル…と襦袢の紐を解かれ白い女体があらわになる。
「やめて……やめて……」
涙をこぼし懇願するの足を開き、蜜壺にくつろげた自身を押し当て、上下に擦る。
誰にも見せたことなどない……自分でも触れたことのない場所に、遠慮なしに触れてくる童磨。
顔を狙い振り上げた右足は簡単にとられてしまった。
「ははっ、こっちは欲しくてたまらなそうだけど。…こんなにヒクヒクして……絡みついてくるよ。」
「……ぁ……っ……あっ」
時折 蕾に与えられる甘い刺激に耐えられず声が漏れる。