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【鬼滅の刃/煉獄】真冬の夜の夢

第13章 【番外編】碇草 ※








縁側の襖を開けたまま布団にもぐる。

丁度、満月が見えた。

庭にはびっしりと藤の木が植えられているのだが、
それは月明かりに照らされ幻想的に輝いている。

もう一度 満月に視線を戻す。

しばらく、ぼんやりと見つめていただったが、
徐に布団から起き上がり廊下に出る。

ずっと歩いて、西側の部屋、
杏寿郎が休んでいる部屋の前に着いた。

静かに襖をあけて中に入る。

部屋の真ん中、布団の上には
暑いのだろうか布団を剥いで大の字で眠る杏寿郎がいた。




シュル…


自分の寝巻き浴衣の帯に手をかけ、ほどき、雑に床に落とす。

杏寿郎のゆったりとした規則的な呼吸音と、の少し早い呼吸音が対照的だ。

…ゆっくり、は杏寿郎の足の間にぺたんと座り、
そっと、彼の浴衣をめくった。


いけないこととはわかっているけれど、
もう止められなかった。

そのまま、杏寿郎の匂いが一番するところを求め
は顔を近づけて口づけをする様に唇を這わせた。


「んっ…ぅ…」


杏寿郎の声が頭上から聞こえた。
でも構わない。きっとまだ起きないだろう。

そのあと彼の寝息が聞こえてきたのを確認したは、舌の上に唾液を少し溜めて
杏寿郎の先端を、布越しに湿らせた。

そのまま口を開け、それを咥えこむようにして優しく息を吹き込んだ。

ふにふにと柔かったそれはだんだんと主張してきて、硬くなる。
それがすごく卑猥で、は自分の秘部が湿るのを感じた。


身を起こしたは体をその上に移動させ、またがった。


「はぁ…ん…ぁっ…」


秘部にあたる杏寿郎の固い陰茎。
我慢できずそのまま身をゆっくり前後させる。


「んっ…っ!」


迫りくる刺激に耐えるため親指を噛む。



快感を得ることに集中していたら、いきなり視界が反転した。


天井…よりもずっと近くに杏寿郎の顔があった。



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