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月の雫

第18章 現実逃避


ーothersー

三日月「今回ばかりは、翡翠殿。
…いい仕事をしたなぁ。」

小狐丸「本当に。」

鶴丸「ていうか!
主、あんなにスタイル良かったんだな。」

石切丸「…サラシを巻いていたようだよ。」

長谷部「何故にそれを石切丸が知っている?」

石切丸「躓いたのを支えた時にね。」

…石切丸も男だったのですね。
というか、刀剣の皆様も。
なんだか、男子高校生のようです。

日本号「酒が美味いなぁ。」

次郎「主を肴に飲むんじゃないよ。」

日本号「なら、次郎太刀は見ないのか?」

次郎「それは、無理。」

…次郎も、ですね。
見た目に騙されてはいけない…

陸奥守「…ていうか、和泉守。
なぜに、あっちへ背を向けちゅう?」

あっち、とは月胡や短刀達が遊んでいる方。

和泉守「べっ、別に。」

長曽祢「こいつは、意外とピュアなんだよ。」

和泉守「なっ、長曽祢さんっ!!」

あ。
和泉守、顔が赤い。

岩融「いいなぁ。」

歌仙「えっ!?」

岩融「小さい者は、活発でいいよなぁ。」

あ、そっちか。
良かった、こちらにも別な意味でピュアな方が居た。
岩融には是非、そのままでいていただきたい。

宗三「見てください、兄上。
小夜があんなに、楽しそうに…。」

江雪「そうですね。
こうしていられるのも、主のおかげです。」

もう、本当に弟思いで尊い。
男子高校生のような刀剣は置いといて、月胡さん達の方へ行ってみましょう。

今剣「あるじさまー!」

『わっ!
やったな、今剣っ!!』

小夜「こっちもだよ。」

『小夜まで!待てっ!!』

短刀達が月胡さんと水をかけ合ってます。

乱「主さんっ!!」

『おっと!』

乱が腰の辺りに抱きついてます。
微笑ましいですねぇ。

厚「あれ、確信犯だよな。」

薬研「あぁ。
色々と狙ってるな。」

んん?
不穏な会話…

後藤「あ、乱の手が胸に触ってる。」

一期「乱?それはアウトかな。」

若干の黒いオーラを纏い、一期が止めに入って事なきを得る。
…短刀でも男の子。
外見を武器にして、恐ろしい子だ…

なんだかんだで、楽しんでいるようで何よりですが。



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