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月の雫

第18章 現実逃避


ー月胡ー

来ましたよ、温泉リゾート!
ゲートから直で来た。

女将「いらっしゃいませ、月胡様。
ゆっくり、お過ごしくださいませ。」

『お世話になります。』

女将「お部屋にご案内いたします。
それが済みましたら、食事や床のご準備以外は失礼させていただきます。
御用がございましたら、お呼びくださいませ。」

『ありがとうございます。』

さすが、翡翠。
ばっちり、手配してくれた。
私は一人部屋をもらい、みんなは刀派やグループで分けた。

『よしっ!
水着に着替えて、プールに集合ねっ!!』

「「「おー!!」」」

…おい。
なんだ、この水着は。
ビキニじゃないか…
翡翠のヤロウ…
サイズ、覚えてやがったな。
ご丁寧に、これしか用意してないしっ!!
可愛いけどさぁ。
似合うの?これ…
今から買いに行ってもしらけるし…
えぇいっ!
どうにでも、なれっ!!

髭切「月胡ー、迎えに来たよ…って、えっ?」

『…似合わないよね。』

髭切「いや…
びっくりするくらい似合ってるけど…
そんなに、スタイル良かったの?」

『いや、良いかどうかは分からないけど…
胸はサラシで押さえてました…。』

髭切「…月胡、僕と二人きりで居ない?」

『…いや、みんな待ってるでしょ。』

髭切「みんなには見せたくないな…
独り占めして、閉じ込めておきたい…。」

いやいや、髭切ならやりそうで怖い。

『さ、行こうよ。』

髭切「…うん。」

みんなは、ハーフパンツタイプの水着だー。
(ビキニタイプじゃなくて、良かった。目のやり場に困る。)

『お待たせー。』

三日月「来たか。
…なんだ、そのけしからん水着は。」

けしからんて…
(どっかのテニス部の副部長みたい。)

『なんか、用意してあった。』

石切丸「翡翠殿の仕業だね。」

燭台切「目のやり場に困るね…。」

『…我慢して。
見苦しくて、ごめん。』

鶴丸「いや、逆の意味だよ。
ていうか、眼福だろ。」

今剣「鶴丸さま、いやらしい目で見てはダメですよっ!」

鶴丸「なんで、俺だけ指定なんだ!?」

なんだか、ぎゃーぎゃー始まっちゃったよ。

乱「似合ってるよ、主さん!
さっ、遊ぼうっ!!」

『うん!』

楽しむ為に来たんだ、思い切り遊ぶぞ!!



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