第17章 証
ー月胡ー
さすがに、色々とやり過ぎだ。
霊力は傷の回復の方へ取られてしまい、なかなか貯まらない。
…ん?
これは…宗近の霊力だ。
分けてくれてるの?
うわ…温かい…
空っぽの身体に染み渡る…
三日月「馬鹿月胡。」
なにを!?
三日月「聞こえているのだろ?
全く、無茶ばかりして。
…少しは俺の気持ちも考えろ。」
…ごめんなさい。
本当に、そうだよね。
きっと、他の子達も同じ事を…
髭切「月胡の馬鹿。」
膝丸「全く学習しないな。」
長谷部「…困った主だ。」
太郎「しっかりして下さい。」
伽羅「懲りないな。」
次郎「顔色悪いから、紅でもさしとこー。」
薬研「まったく、世話がやける。」
日本号「ちっとは懲りたか?」
蜂須賀「嫁入り前の娘が…。」
今剣「早くいつもの主さんになーれ。」
鶴丸「今のうちにな何か仕掛けておけば、驚くかな。」
加州「主ー。爪紅塗っておくよー。」
燭台切「おやつ、作りがいがないよ。」
小狐丸「早く毛繕いして下さい。」
石切丸「全く…まだ、お説教が足りないかな?」
岩融「本丸が静かでかなわんぞ。」
宗三「世話のやけるお方だ。」
歌仙「全く…学習機能はついてないの?」
陸奥守「主ー。土佐の酒が切れたぞー。」
五虎退「道場で待ってますからね。」
厚「ビーフシチュー、食いたい。」
江雪「……早く起きてください。」
大和守「主ー、加州が内番サボるよー。」
巴「こういう物語は、あまり欲しくないですよ。」
蜻蛉切「…お待ちしております。」
明石「ふぁ…俺も寝てていいですか?」
乱「主さん、お肌が…帰ってきたら、パックしないと。」
小夜「そろそろ、起きて…。」
青江「そんなに寝てると、襲うよ?……冗談だよ。」
後藤「まだ足りないのか…。」
蛍丸「…寝坊助さん。」
長曽祢「そろそろ、寝飽きないか?」
一期「…少し、考えて行動しましょうね。」
和泉守「起きたら道場だな。鍛え直してやる。」
お前が言うか?
…ていうか、今剣と岩融と光忠と蜻蛉切だけだ。
優しい言葉をくれたのは。
山姥切「いい加減に起きたらどうだ?」
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