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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第8章 上弦の陸


「本当に、大丈夫だな?」

「はい…お役に立てず申し訳ありません……」



天元の妻・雛鶴。


蕨姫花魁が鬼だと気づいたが、向こうからも怪しまれ、身動きがとれなくなってしまったのだ。

毒を飲み、病に罹ったふりをして"京極屋"から出ようとするも、別れ際に蕨姫花魁に帯を渡された。



監視、及び殺害を目的として、何か起こった場合、即座に雛鶴を始末できるように。



「お前はもう、何もしなくていい。解毒薬が効いたら吉原を出ろ。わかったな」



ギュッ。



「……はい」



力無く返事をする雛鶴を抱き寄せ、天元は歯噛みする。


絶対、許さねぇ……



$$$



「で?お前はどうするよ?俺か?冨岡か?」


「………ぁ」



ドォン!



近くから爆発音が轟いた。


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