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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第8章 上弦の陸


スパン。



部屋の襖が開く。
そこには…



「あ"?何の用だァ、冨岡」

「冨岡、さ…」

「どうした?」

「あ、いえ…」



明らかに動揺している。
原因は…不死川、か?



「用が無ェなら、さっさと退けェ。俺は客だ」

「悪いが、俺も客だ…」



目の前で火花が見える気がする。



「で?お前はどうするよ?俺か?冨岡か?」


「………」





$$$



切見世(きりみせ)。



際下級の女郎屋。

客がつかなくなったり、病気になった遊女が送られる場所。



宇髄の妻である雛鶴はそこに居た。



「天元様。私には構わずもう行ってくださいませ。先程の音が聞こえたでしょう。鬼が暴れています……」

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