• テキストサイズ

鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第8章 上弦の陸


「不死川様…」

ざぁと全身の血の気が引く。

「おう、久し振りだなァ、白藤よォ」

全身がわなわなと震える。

「どうしたァ?久し振りにヤるかァ?」

不死川様は藤の花屋敷に足しげく通うお得意様の一人だ。

ただ、私はこの方との夜伽は苦手だ。

その最たる要因はこの方の性癖にある。

鬼は簡単には死なない。
だからなのか、この男は情事の際に頸を絞めたり、熱した蝋を足らしたり、とにかく嗜虐するのだ。

それと、私は彼の血に酔う。
気付いた頃には抱き潰された後なのだが…

というか、鬼が腰を痛めるってどんだけよ。

「どうしたァ?緊張してんのかァ?」

壁際に追い込まれ、腕を掴まれる。

「あ…」

/ 1788ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp