第79章 家族の形$
嬉しさも愛しさも、全部この時のために存在するんじゃないかと錯覚するくらいに。
腰を打ち付けられる度に背筋に駆け抜ける、電流のような痺れを伴う快感と。
優しく触れるだけの口付けを、顔や首筋、胸元まで丁寧に施されて、蜜璃の緊張も解れていく。
伊黒の愛撫に心まで絆(ほだ)されるように、蜜璃はただただ必死に彼に縋り付く。
そうしないとこのまま彼を見失いそうで、離れていってしまいそうで、心の奥底がきゅっと締め付けられる様な思いがして。
「小芭内さん……」
こんなに、近くに居るのに。
何故だか心細くて、蜜璃は彼の名を呼んだ。
「蜜璃さん、好きだ。君とこれからもずっと一緒に居たい。だからこのまま受け止めてくれ」
ああ、そうか。
私はその言葉を聞きたかったのだ。
「うん。私も小芭内さんの全部、受け止めたい。愛してます」
蜜璃の言葉を聞いて、伊黒の陰茎はより一層質量を増した。
その後、伊黒の乱れ突きを一身に受けて蜜璃は白濁で子宮が満杯になるくらいに彼の愛を受け止めた。
ー了ー
思ったよりページがかさみましたので、胡蝶編と分けようと思います。