第79章 燃ゆる想いを$(冨岡裏)
「私も、誰かとお話したいです……」
「そうか。いつにする?」
「本格的に暑くなる前にお会いしたいです」
今は六月中盤。
七月に入る前が望ましいか。
「でも、着ていく服が……」
「動きやすい服でいい。相手は宇髄達だ。気にすることもないぞ」
「はい」
何だか久しぶりに笑った顔を見た気がする。
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「持ち物はこれで良いのか?」
「はい、とにかく布おむつが多いにこしたことはありませんから。あとは……勇輝哉が熱を出さないで居てくれれば」
勇輝哉の頭を撫でながら、白藤は目を細める。
「今の時期は気温が変動しますから、風邪をひかないように気をつけないと……」
「……NAME1」
「はい?」