• テキストサイズ

鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第57章 絶対君主には成れずとも$ 中巻


『卑劣、極まりない』

冨岡の眉間に皺が刻まれる。

怒りは、人を突き動かす原動力。

ならば……

自由になれない彼女の痛みは誰が背負うべきか。

使い手に、ひいては作り手に問題がある。

聖剣である朔は役目がある以上世代を継ぐ必要がある。

では擬煌珠は?

『擬』というからには、似せたということだ。

では、どうやって?

「貴様ら、まさか……」

冨岡の脳裏に一つの仮説が思い当たった。

娼婦や孤児たちに無理矢理核石を埋め込んでいるのではないか?

もし、そうならば先程救ってやってくれと言われた理由にもなり得る。

だが、証拠は……

擬煌珠である彼女が娼婦または孤児である証明は……

/ 1846ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp