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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第57章 絶対君主には成れずとも$ 中巻


「朔はお前から受け取った剣だぞ?」

「は?いやいや何を言うかと思えば……からかうのも大概に……」

「朔、剣に戻れるか?」

「歌って頂ければ、早いのですが」

同契の謌か。

「だが、あれはお前に負担がかかるのではないか?」

「いいえ、そんなことはありません!義勇様!」

「……そうか」

「「静寂の波動 揺らぐ心は水鏡 ことほぎ燃ゆる 御霊の鎖 揺蕩う 飛沫と 契り籠ん!!」」

行商テントの中で朔と同契を成功させる。

歌と共に光に包まれた朔が剣に変わるのを見るや、さすがに状況を飲み込んだらしい善逸が言葉を絞り出した。

「マジか……」

「これで信じたか?」

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