第56章 新年用読切 新しい年を貴方と$
「じゃ、次はヘアメイクしてもらってね」
「はい…///」
下着…言われるまま脱いじゃったけど、天元さんに気付かれないかな?
「こんにちはー。ヘアメイク担当の須磨でーす」
「よろしくお願いします」
「かしこまらなくて良いのよ、リラックスしましょー。はい、アロマ塗ってあげるから肩の力抜いてねー」
「アロマも?」
「リラックスするには香りも大事よ?バニラに合う香り……うーん、精油にしようか。サンダルウッドって香木は心を落ち着かせてくれるしね。この香りどうかしら?」
落ち着く匂い。
「私も気に入りました。これでお願いします」
「オッケー。髪巻いても良い?」
「私、パーマ似合いますか?」
「長さがあるから少し纏めて。巻きは緩めにかけるから、大丈夫よ」
十五分後。
「出来上がり。あとは、まきをさんにメイクしてもらってね」
「まきをさん?」