第56章 新年用読切 新しい年を貴方と$
「須磨ー、終わった?」
「あ、まきをさん。今、終わりました。後お願いします」
「OKよ。白藤さん、私はまきを。メイク担当よ、よろしくね」
「よろしくお願いします」
「ふふ、素直な子ね。私たちと宇髄さんの関係とか気にならないの?」
「………そういえば、何ででしょう?……でも皆さんからやましい感じはしませんし、それにもし皆さんが天元さんのモト彼女だったとしても、今の彼を作ってくれた、私にとっても戦友です」
「ぷっ!」
「へ?」
「アンタ面白い子だね。でも、気に入った!とびきり可愛くしてあげる♪」
「うわぁ、ありがとうございます」
「ドレスが紫だから、アイメイクもそれに合わせようか」
「はい!」
「天元さん、お待たせしました!」
「おぅ、どうだっ……」
「天元さん、どうですか?」
「……スゲー似合ってる。それじゃ、行くぞ」