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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第56章 新年用読切 新しい年を貴方と$


自分用に盛ったチャーハンに口を付けず、タバコをふかしていたのはこの為か。

彼が好んで吸っている、バニラの香りのするウィンストン・キャスターホワイト。

いつしか慣れ親しんでしまったこの香り。

「…………ん、嬉しい。楽しみにしてるね、天元さん」

控えめに、けれども喜んでいるのが分かる笑みを浮かべる白藤。

こういうヤツが俺には必要だったんだなと思った。

「安心したから俺も食うわ」

「ふふ、天元さんたら。ビールも持って来る?」

「お、分かってんな。頼むわ」

「………あのさ、天元さん。クリスマスに渡せなかったプレゼント……カウントダウンの時に渡して良い?」

………かっわ!

ヤバい、可愛い!

いや、待て。俺!

このまま盛るな!

お楽しみは、カウントダウンパーティーの後に……な。

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