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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第56章 新年用読切 新しい年を貴方と$


「もう、私太っちゃうよ」

ぷぅと頬を膨れさせる白藤の口許から米粒を取ってやり、自然に自分の口許に。

指に付いた米粒をペロリと舐めとれば、彼女が顔を真っ赤にしていた。

「……白藤?」

まさか、彼の仕草に見とれていたとは言えず……

「……なんでもない。何?天元さん」

「年末、タワーのカウントダウンパーティーに一緒に行かないか?」

「カウントダウンパーティー?良いの?相手、私で……」

「何言ってんだよ、お前じゃなきゃ誘わねぇっての!クリスマス、悪かったな。お前全然自分のこと喋んないからすぐに気付いてやれなくて、ゴメン。だから、埋め合わせさせてくんないか?」

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