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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第56章 新年用読切 新しい年を貴方と$


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「宇髄くーん」

「あ、胡蝶」

同僚の胡蝶カナエ。
キメツ学園で生物教師をしている。

見た目は美人なお姉さんだが、中身がな……

二人で居る時は周りが美男美女ともてはやすが、そういう時の不死川の顔が怖いこと。

俺には彼女が居るから困ってねぇよと伝えたのは最近のことだ。

「どうしたの?今日はいつもより静かだけど」

「静かって……」

大きなお世話だっての!

「そういえば、昨日はちゃんとお祝いしてあげた?」

「お祝い?クリスマスのか?」

「あら?昨日は確か白藤ちゃんのお誕生日だったでしょう?」

『いつもクリスマスプレゼントだけで済まされちゃうんだよね』

去年の今頃、白藤が言っていた。

『クリスマスがどうしたんだ?』

『誕生日なの』

『12月24日?』

『イブじゃないから25日。今年は家族と予定が入っているから、来年は一緒に過ごそうね』

『あぁ、そうだな』

マジかー、今思い出したわ。

アイツの誕生日じゃんか!

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