• テキストサイズ

鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第56章 新年用読切 新しい年を貴方と$


$$$


都立大学食堂にて。


「白藤ちゃんってば!」

「あ、ごめん蜜璃ちゃん。何?」

蜜璃ちゃんは美術教師を目指していて、こうやってお昼を一緒にする中である。

蜜璃ちゃんの前には食堂で注文した料理が数々並んでいて。

私はいつもお弁当なのだが、今朝は用意するのも面倒くさくて、食欲も無いし、結局何も食べないまま、蜜璃ちゃんの食事を眺めていたのだが……

「白藤ちゃん、ずっとぼーっとしてるけど何かあったの?」

「あぁ、ちょっとね…昨日さ」

私は蜜璃ちゃんに昨日の出来事を話した。

「それは宇髄さんが酷いわ!」

蜜璃ちゃんが顔を真っ赤にして怒っている。

「うん、だから今朝。ほとんど会話しないまま出てきちゃったんだ。向こうは謝ろうとしてたみたいなんだけど、何か……」

ヒシッ!

急に蜜璃ちゃんに抱き締められて、びっくりする。

「蜜璃ちゃん?」

「私は白藤ちゃんの味方よ!」

「ありがとう」

単純だけど、すっごく嬉しくて……

やっぱり、女の子の友達って良いなって、改めて思った。

/ 1831ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp