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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第56章 新年用読切 新しい年を貴方と$


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翌日。


「おはよう、昨日は……おい」

「ごめん、今日早いから」

ガチャ。

そういって、彼女は早々に出ていってしまった。

いつもは一晩寝れば機嫌が直る彼女だが、今回はそうもいかないらしい。

そりゃそうか。

今年は一緒に過ごそうと言ったのは他でもなく自分だし。

昨日だって早く帰ってくれば……

実際買ったプレゼントも渡せずじまい……

そんなことを考えていると……

「宇髄のお兄さん」

「お、隣の…えっと…」

「誠人(まこと)だよ」

「あ、はい。スンマセン」

小学生くらいのガキの区別なんぞつくか!

「お兄さん、白藤お姉ちゃんと喧嘩したの?」

「あぁー、ちょっとな……」

マジかー、これ近所に広がるパターンじゃね?

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