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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第55章 スルタン企画 絶対君主には成れずとも$ 上巻


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「やり過ごせて、良かったですね」

「………」

聞いたことのない組織だ。

ノアズアーク、得体が知れない。

「義勇様、お疲れですか?」

「………いや、少し考えごとをしていただけだ。それより……」

グキュー……

盛大に朔の腹の虫が鳴く。

「す、すみませんっ!///」

「………いや、腹が空いたのか?」

「あのっ………はぃ///」

「そうか。何か買って来よう」

「………はい」

このお方は、義勇様は、優しい。

前の主様とは違う………

朔と同じく、冨岡も昔を思い出していた。

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