第7章 廓の中$
「もう、情報集めたのか」
「とは言っても、まだ二人の姿を確認できていませんし…炭治郎君達が頑張ってくれてるんですよ。私は昼間、動けませんしね」
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炭治郎は一人悶々としていた。
昨夜の白藤を思い出すと下半身が熱くなる。
炭治郎はそれが生理現象とも知らず、どうすれば熱が冷めるのかも知らず、自らの体を持て余していた。
「炭ちゃん、どうしたの?」
「な、何でもない!」
こういう時はとりあえず、白藤さんに聞いてみよう。
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ときと屋開店。
いつものように腕を差し出していると外からではなく、内側から腕を引かれた。
驚いて振り返る。
「炭治郎君?」