• テキストサイズ

鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第7章 廓の中$


血鬼術、陽炎(かげろう)。私の香を吸わせた媒介を用いて相手に幻覚を見せる術。

「それなりに精度は良いんですよ?」

$$$

日の当たらない廓脇の古道(こどう)。
そこに宇髄、冨岡、白藤が集まって口を開く。

「お前、結局何人喰ったんだ?」

「人聞きが悪いですよ、宇髄様」

「特に変装している様子もないしな…」

「変装はしてませんが客に見せる芸事を変えてるんです。ときと屋では琴、京極屋では舞、荻本屋では三味線です」

「もともと一通り出来ていたのか?」

冨岡の問いに白藤が相槌をうつ。

「いいえ、もともとやっていたのは琴だけです。と、定期連絡でしたね。雛鶴さんの情報はつかめませんが、女郎たちの噂で須磨さんは足抜け。まきをさんは体調不良で寝込んでいるとのことでした」

/ 1830ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp