第51章 里帰り$
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「もぅ…無理、ですからね?///」
「あぁ、体が冷えたな。一度浸かってから出るぞ?」
「はい…///」
結局冨岡に抱えられて入浴することとなったが、今度はしっかり介抱してもらった。
藤の屋敷から借り受けた浴衣に着替え、お堂に戻る。
「布団は無いが、腕なら貸してやるぞ?」
「ふふ、そうですね。では、お借りします」
「あぁ…」
彼の不器用な優しさか心地好い。
湯冷めしないようにぴったりとくっついて眠る。
このまま、幸せが続けばいい。
冨岡の寝息を聞きながら、ゆっくりと白藤も目を閉じる。
叶うのならば、貴方の隣で生きていたい。