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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第51章 里帰り$


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「いつも付き合って頂かなくても、大丈夫ですよ?」

夜遅くに帰宅する白藤を心配して、冨岡が毎日迎えに来てくれる。

「そうはいかない。夜は鬼が出る」

「それはそうかもしれませんが…」

私も鬼ですという言葉は一度飲み込んで、心配し過ぎですよと答える。

「お前は俺にとって……」

そこまで言って冨岡が押し黙ってしまった。

俺にとって………何だろう?


私にとって冨岡さんは…大切な人。


私のこと人と同じように接してくれますし、贈り物を頂いたり、好きだと言ってもらえたり。


まるで恋人のような……


恋人?私と冨岡さんが?

そんなこと……ありえない。

今はただ熱に浮かされているだけ。

きっと、ふとした瞬間に壊れてしまう。

だから、今だけは……この手を離したくない。

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