第50章 リクエスト作品 煉獄外伝 貴方と共に$
祝言なんて思ってもいなかった。
しかも、柱と。
「白藤、煉獄が嫌になったら、いつでも音屋敷に来いよな?」
「ふふ。はい、そうさせて頂きます」
宇髄のいつもの軽口に少しだけ乗ってみた時だった。
「むぅ?」
それは本当に些細な…
けれども、二人のすれ違いの始まりだった。
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宴も終わり、会場の片付けを済ませた白藤は夜着を用意し、湯浴みへ向かう。
因みに酔い潰れた柱たちは胡蝶と甘露寺以外は会場で雑魚寝である。
女性二人は宇髄、煉獄が手分けをして離れに運んでくれた。
あと、目下の問題は……
チャプ…
「ふぅー…」
湯船に浸かりながら、思案する。