第50章 リクエスト作品 煉獄外伝 貴方と共に$
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「澄みきった空といい、祝言日和だな」
「えぇ、綺麗な満月ですね」
季節は夏。
蛍火の輝く夜だった。
「白藤……」
「杏寿郎様…///」
「なぁ、煉獄。めでたいのは分かるんだけどよぉ…」
「む?どうした?宇髄」
「いやいや、どうしたじゃねぇだろ。来賓が俺以外、全員酔い潰れてんじゃねぇか」
酔い潰れた柱たちが広間に転がっている。
「うむ、皆存外に弱いのだな!」
「いや、お前が異常だわ」
さっき、一樽呑んだろと宇髄が笑う。
「何と!」
杏寿郎様、楽しそう。
自然と白藤の顔も綻ぶ。