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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第49章 薄氷$


「でも、君は違うよね?君は鬼だけど人を食べたりしないし…私の体を治してくれる…君のような存在がどれほど貴重か…あいつ等は分かってない…」

パッと手を離され、咳き込む。

「げほっ…ぐっ…はぁ、はっ…」

ぱさ。

簡素に掛けられていた羽織を取り払われる。

べろ。

御館様が白藤の首筋を舐める。

「っ…」

自分でもよく悲鳴を出さなかったと思う。

「また私を受け入れておくれ…愛しているよ、白藤…」

おぞましい…

いっそのこと気絶させたままにしておいて欲しい。

この方に抱かれることが苦痛でしかない。

不快でしかない行為。

でも、感じているように演技をする。

見捨てられないように。

見限られないように…

鬼殺隊に見放されたら私は……

「白藤?」

ずちゅ、ぱんっ!

「やっ…あっ…んん…///」

終わりはあるのか…?

「けて…」

助けて……厳勝、様…

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