第6章 メリクリ&10,000PV御礼 藤に詩へば$
お兄様はこれがどういう状態なのか分かっているんだ。
流石は博学でいらっしゃる。
するり。
お兄様によって私の来ていた着物が取り払われる。
私が熱いと言ったから、体を拭いてくれるのだろうか?
舞山「一つ確認するが、白藤お前は想いを寄せている相手が居るか?」
白藤「おります」
それは、舞山様に他ならない。
でも、それを口にすることは許されない。
私は舞山様にお仕えする身であって、愛される立場ではない。
舞山「そうか。今からお前にすることは……いや、相手は私ではなく、その想い人だと思え」
できるだけ、優しく触れてやろう。
傷つくことが無いように。