第6章 藤に詩へば$(無惨裏)
$$$↓ここより、無惨裏。はっきり言って捏造です。一夜限りの関係。
切夢のつもり。何でも許せる人向け。
「お前の肌は白いな」
つうと、爪先を白藤の肌に滑らせる。
爪先が肌を這う度に跳ねる体。
灯籠(とうろう)の下、浮かび上がる白藤の白い肌に目を奪われる。
これから起こることに期待してか、白藤の双丘の先が熱を持ち、赤く色づく。
それに口付け、固くなった先端を丹念に舐め回す。
「んんっ……///」
舞山様の唇が私の乳房に……
顔から火が出そうなくらい、恥ずかしいはずなのに、体は順応に機能する。
奥が疼いて、仕方がない。
私は今、お兄様に愛されている。
春画(しゅんが)などには興味は無いが、源氏物語等の恋愛小説を呼んだことがあって、行為事態は知っていた。
ただ、心がついて行かない。