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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第45章 里帰り$


白藤の挨拶にピタリと動きを止める冨岡。



「どうかしましたか?冨岡さん」

「………何でもない」



どうかされたのかしら?

白藤には思い当たる節がない。


当たり前だ。

これは、彼の嫉妬なのだから。


ただ、本人にその自覚が無いのが、問題なのである。


「?」



疑問符を浮かべる白藤を尻目に、鱗滝は冨岡に問う。



「義勇。もしやとは思うが、お前の言っていた相手は藤姫殿か?」

「はい。そうです」



きっぱりと答えた冨岡に対して、白藤は顔を覆う。


愛されている自覚すると、顔から火が出そうになる。



「………そうか。藤姫殿、お早く中へ入られよ」

「はい、では失礼致します」



鱗滝に頭を下げ、白藤が一足先に屋内に入る。



「義勇、少し良いか?」

「?」


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