第47章 月一開催予定 読者感謝デー 縁壱編 藤の神子$
$$$↓縁壱裏。切甘風味。何でも許せる方のみご入室を。
「お前は良いのか?」
「と、言いますと?」
「好きでもない男に抱かれるのは、苦痛でしかあるまい?」
「私は……」
「知っている」
「え?」
「兄上の事を好いていたのだろう?」
「縁壱様にも…厳勝様の居場所は分からないのですか?」
「済まない……」
「気に病まないで下さい」
「せめて今日は兄としてお前を抱こう」
「おやめ下さい、私に気遣いは無用です!」
「では、何故泣いている?」
「泣いてなど…」
「今だけ赦せ。白藤…」
耳元で囁かれる縁壱の声は厳勝のそれと重なるようで…
違うのに…
ここにいるのは厳勝様ではなく、縁壱様で……