第46章 最終日には$
「いや…冨岡さん、口数が少ないから誤解されやすいんじゃないかと…」
「それは一理ありますね」
ふふと笑う白藤を見て、炭治郎の鼓動が跳ねる。
何でだろう、白藤さんから目が離せない。
「炭治郎君?」
ち、近い!?
白藤が炭治郎の顔を覗き込む。
「炭治郎君、どこか具合悪いですか?顔が赤いですよ?」
「いえ!特に調子は…その…///」
あたふたする炭治郎を他所に白藤は額を炭治郎の額にコツンと当てる。
「あの…その…ふひっ…///」
「やっぱり少し熱いですね。鍛練とはいえ、あまり無理をしてはいけませんよ?」
「は、はい!」