第46章 最終日には$
む、胸が…
「隊服支給されたんですね!」
無理に声を出したため、少々裏返った声を出しながら炭治郎が声をかける。
「ああ、はい。私は剣士にはなれないので、隠としてなら何かお手伝い出来るかなって…」
歩きながら、白藤が口を開く。
「手伝い?」
「私、ずっと守ってもらってばかりだったんです。戦力を回復させるとはいえ、矛盾してるでしょう?」
「でも…」
「炭治郎君は…」
「はい?」
「炭治郎君は冨岡さんのこと、どう思いますか?」
「白藤さん?」
「柱の皆さんは冨岡さんのことあまり良くは思ってくれていなくて…」
「うーん、そうですね。俺は冨岡さんいい人だと思いますけど…」
「けど?」