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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第44章 隠としての素質


「いつもの冨岡さんじゃなくて、怖かったです…」

「済まん…」

このドス黒い感情に押し潰されそうだった。

「私は貴方だから好きになったんです…それだけは…忘れないで下さい…」

「そう言えば、何が決め手だったんだ?」

「はい?」

「俺を選んだ理由…」

「……内緒です」

「は?」

「冨岡さんはどうして私だったんですか?」

「………初めて…」

「はい?」

「月光に照らされたお前が消え入りそうなほど綺麗だったから…」

誰かを綺麗だと思ったのは初めてだった。

「//////」

ぽすっと、冨岡の胸に頭を預ける。

「冨岡さん、大好きです」

ちゅっと白藤から冨岡の頬に口付ける。

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