第44章 隠としての素質
「アイツに沢山触らせていただろう」
ペロ。
冨岡が白藤の首筋を舐める。
「ひゃっ!!」
「他には…」
スル…
太股を撫でられ、びくりと震える白藤。
「あとは何をされた?」
「え?」
「不死川にどこを触られたか聞いている…」
「あとは…胸を、揉まれ…ました…」
冨岡が太股に置いていた手を胸に移動させ、むにむにと揉む。
「あの…冨岡さ…」
「こんな格好をして…不死川を誘ったのか?」
その言葉を聞いて、白藤の目から涙が溢れる。
「ごめん、なさい…隊服が、支給されたのが嬉しくて…軽率、でした…」
白藤の涙を見て、冨岡の頭も幾分か冷えてきた。
「済まん、泣かせるつもりはなかった…」
体を離す冨岡の手を白藤が掴んで頬を寄せる。