第44章 隠としての素質
「テメェ等には教えねェ…」
「そんなぁ…」
明らかに残念がる隊員たち。
「水柱様とどんな関係なのかな?」
「恋人とか?」
「あの水柱様が?」
「まっさかぁ!」
はははと笑い声が響く中、不死川はニヤリと笑う。
まだまだだな。
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冨岡の屋敷。
終始無言の冨岡。
「あの、冨岡さ…」
「その隊服…」
「あ、隠しの隊服が本部から届いたんです!」
「何故、ヤツの前で着替えた?」
「失礼ですね。ちゃんと部屋は別に借りて…」
バン。
壁に手をつかれ、その場から動けなくなる。
「危機感を持てと言っただろう」
冨岡の言葉を聞いていないわけではないが…