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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第44章 薄氷$


「でも、君は違うよね?君は鬼だけど人を食べたりしないし…私の体を治してくれる…君のような存在がどれほど貴重か…あいつ等は分かってない…」



この方は常軌を逸している。

皆それに気付いているが、言及はしない。



陣頭指揮を取るのが御館様のお役目で、夜の相手をするのが私の役目。

パッと手を離され、咳き込む。



「げほっ…ぐっ…はぁ、はっ…」



夜の相手、そう言いながら、御館様は私を昼夜問わず抱いている。



ぱさ。

簡素に掛けられていた羽織を取り払われる。



べろ。

御館様が白藤の首筋を舐める。



「っ…」



自分でもよく悲鳴を出さなかったと思う。



「また私を受け入れておくれ…愛しているよ、白藤…」



おぞましい…

いっそのこと気絶させたままにしておいて欲しい。

この方に抱かれることが苦痛でしかない。



不快でしかない行為。

でも、感じているように演技をする。



見捨てられないように。

見限られないように…

鬼殺隊に見放されたら私は……



「白藤?」



ずちゅ、ぱんっ!



「やっ…あっ…んん…///」



終わりはあるのか…?



「けて…」



助けて……厳勝、様…

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