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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第44章 隠としての素質


「まだって…言ったじゃないですかっ!!不死川様っ!!」

勢いよく開いた襖を目掛け、着ていた着物を投げ付ける。

「へぶっ!」

「あら?」

着物が当たったのは、前田氏で不死川ではない。

何処に?

「こいつァ驚きだ。その格好、まんま甘露寺じゃねぇか」

「きゃっ!!」

まるで宇髄の様に白藤のスカートを捲る不死川。

「紐かよ」

「ちょっ、不死川さん!」

捲らないで下さい!と抵抗するも相手は柱。

簡単に押さえ込まれてしまう。

「今日泊まってくかァ?」

「何言ってるんですか?訓練が終わったら帰ります!!」

「こんな簡単に押さえ込まれてんのによく吠えるなァ?」

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