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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第44章 隠としての素質


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よし、予定していた時刻よりも早く着きそうだ。

夜半前に不死川の屋敷に到着したのだが…

「おっ前…」

「何ですか?」

何で俺の時だけ完全防備なんだよ!

心の中で一人ごちる不死川である。

「甘露寺の所の派手な着物じゃねぇんだな」

「どなたか着て来られたんですか?……甘露寺様には悪いですが、あれはおいそれと着られるものじゃありませんから…」

「直接拝んでねェから知らねェが…そんなにヤバかったのかァ?」

「エグいですとだけ…」

「ぷっ、お前が否定するなんざ、珍しいなァ」

吹き出す不死川に白藤が抗議する。

「笑い事じゃありません!」

「じゃあこっちに着替えな」

「え?」

手渡されたのは隊服。
背中には隠の文字が。

「これって…」

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