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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第43章 失意の夜$


「出しても良いですか?」



炭治郎の昂りが一層膨らんで、限界が近いことを告げている。

一方で白藤は焦点の合わない視線を彷徨わせながら、身体を強ばらせる。


「……っあ!!」



炭治郎の白濁を受け入れながら、どこか怯(おび)えた表情の白藤が口にした。



「めん、なさい…お許し下さい、御館様…」

「へ?」



今、御館様って…



「白藤、居るか?」



ガラ。

冨岡が寝室の襖を開ける。



「あ…」

「………これはどういう状況だ?」



冨岡が寝室に入るなり、目にしたのは、くみ敷かれた白藤と彼女に覆い被さる炭治郎の姿。



「言い訳次第では、ただでは済まないと思え…」



ギラリと光る冨岡の刀が炭治郎の喉元を掠(かす)めた。



「………はい」

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