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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第44章 隠としての素質


「俺の事なんて放っておけば良いのに…」

「前の私ならただ眺めていたでしょうね。でも今代の御館様と柱の方々に会って…あの人が私を人として扱ってくれるのが嬉しくて…」

「あの人って水柱?」

「……はい///」

「そっか。白藤さんが傍にいれば水柱も心配いらないね」

「え?」

「だってあの人、一人だとどこかで野垂れ死にしそうだし…」

「それは…!!…うーん」

「悩むんだ?」

「放っておくと仙人みたいな暮らししそうなんですもの…」

「仙人?」

「姿を自在に消せるようになるかもしれません」

「ははっ」

「安心しました。時透様笑えるようになったんですね」

そこではっとした。
白藤はどこまで見ていたのだろう?

「知ってるの?俺が記憶を取り戻した事」

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