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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第43章 失意の夜$


「………?」



人の気配に気付いてか、白藤が目を開く。

気だるげに身を起こしながら、衣服を直し始める白藤に炭治郎が謝罪する。



「す、すみませんでした!…白藤さんが疲れた様子だったので、お茶でもどうかと、思いまして…///」



炭治郎は必死に取り繕うとする。



「そう…」

「あの!何かあったんですか?……その白藤さん何か昨日とは違うって言うか…その、辛そうで…」

「……私はそろそろお役御免なのかと…」

「はい?」

「冨岡さんが…今日非番なのを内緒にして胡蝶さんと出掛けたようでして…」



視線どころか彼女の雰囲気からも落ち込み具合が分かる程だ。



「胡蝶さんと、ですか?」

「やはり、鬼の私ではあの人とは…」

「そんなことないです!」

「炭治郎君?」

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