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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第43章 失意の夜$


ただならぬ様子に炭治郎も戸惑いを隠せない。



「白藤さん大丈夫ですか?」

「大丈夫です。少し一人になりたいので、失礼します」


スッ。

隣室の冨岡と自分が寝室に使っている部屋に入るなり、床に寝転がる。



「非番に何しに行ったんですか?嘘まで吐いて……」



どうして、胡蝶さんなんですか?

頭の中がぐちゃぐちゃで、でも、体だけが無性に熱くて……



そういえば、鏑丸様に噛まれたんだった、私にとっては媚薬……

でも、冨岡さんは居ないし…一人で処理しなきゃ…



ぐいっと引っ張り出したのは冨岡の予備の隊服。

くんくんと冨岡の隊服の匂いを嗅ぎながら、自分の体に手を伸ばす。

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