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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第43章 失意の夜$


かぷ。



「こら、鏑丸!白藤、大丈夫、か?」

「それでは、私はこれで…」



まるで表情の抜け落ちた人形の様になった白藤は、そのまま冨岡の屋敷に戻った。




$$$



冨岡の屋敷にて。


「あ、白藤さん。お帰りなさい。白藤さん?」



いつもより暗い表情の白藤に炭治郎が声をかけるも、素通りされてしまう。



「どうしたんだろう?」



ガタガタっ!


冨岡の私室に入って行った後で大きな物音がしたので、炭治郎が慌てて駆けつける。



「白藤さん!?」



急いで白藤の元へ向かうとよろよろと立ち上がる彼女を見つける。



「大丈夫ですか!?」

「大丈夫。躓いただけですから…」

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