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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第43章 失意の夜$


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鬼殺隊本部。



「それでは、御館様失礼致します」



御館様の定期治療を終え、本部を後にしようとした時。



「白藤…」

「伊黒様、鏑丸様も…」

「御館様の容態は?」

「先程施術を……ですが……」


表情を曇らせる白藤を見て伊黒も頷く。


「そうか……」

「伊黒様は定期報告ですか?」

「ああ。そう言えば、冨岡は何処だ?」



伊黒の口から冨岡の名前が出て来るのが珍しい。



「胡蝶様と任務に出られています」

「任務?胡蝶と?」

「どうかなさいましたか?」

「記憶違いでなければ…今日は冨岡は非番のハズだが?」

「え?」



じゃあどうして胡蝶さんと?

お休みなのに…

私と居たくなかったのだろうか?



「白藤?」

「あ、すみません…」

「シュー…」



腕に絡み付いた鏑丸が白藤の首筋に噛みつく。

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