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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第43章 180,000PV御礼 空蝉の頃$


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「あのしのぶ様が柱になった時は驚きました」

「だろォな」

「私…」

「なぁ、そんなに思い詰めんなよ」

「思い詰めては…」

「目ェこんなにしてかァ?」

前髪で隠れていた目を覗き込まれる。
知らず知らずの内に目尻に涙が溜まっていたらしい。

「なら……」

絞り出した声は枯れていて。

「私も不死川様も同罪なら…辻褄合わせは…もうやめましょう…?」

「あァ?」

「私にカナエ様の代わりは務まりません」

「なっ…俺は…」

『不死川くん。もう、無理ばっかりするんだから…』

在りし日の、胡蝶の姿が見えた気がした。

「不死川様…」

「……分かった…お前とは、今日で終わりだ…」

その口付けはひどく優しいものだった。

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