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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第43章 180,000PV御礼 空蝉の頃$


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煉獄と胡蝶が話していたのは鬼殺隊本部の産屋敷邸の縁側。

白藤は御館様の定期治療の為に訪れていた。

白藤の位置からでは二人の会話は聞こえなかったが、柱二人のただならぬ空気に声すらかけられなかった。

「………」

煉獄は胡蝶のことをどう思っているのだろうか。

あの様子を見るに、思っていたより親しいのかもしれない。

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「おィ」

「………」

「白藤!」

「不死川様」

「何だァ?ぼーっとしやがって」

「あ、すみません」

藤の屋敷で不死川に呼ばれて治療中だった事を思い出す。

「浮かない顔だなァ?」

「えっと…」

何と答えたらいいものか。

「胡蝶か?」

「え…?」

どうして…

「そろそろ命日だろォ?」

「えぇ、そうですね」

「言っとくが、お前が責任感じることはねェからな?」

これはこれは珍しい。

あの不死川に気を遣われている。

元柱であった胡蝶カナエは私が現場に居らず、帰らぬ人となった犠牲者の一人だ。

あの日のしのぶの慟哭を多分私は一生忘れない。

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