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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第5章 偽兄妹の交わり$(宇髄裏)


「私の従姉妹なんです…」

「あら、白藤……」

「お願いです。須磨花魁のことを教えてくださいませんか?」

「白藤さん」



迫真の演技。

お見事です。


俺には出来ません。



炭治郎は唇を引き結んで、余計なことを喋らないようにする。



「本当のところはわからないのよ。男の人にのぼせている素振りもなかったのに、だけど日記が見つかっていて……」




鯉夏花魁曰く……




「…それには足抜けするって書いてあったそうなの。捕まったという話も聞かないから逃げきれていればいいんだけど…」



どうか、無事でいてほしい…

炭治郎は切にそう願った。




「………」


須磨の情報が入ったとはいえ、白藤は宇髄にどう報告するべきか悩んでいた。


真偽が定かではないし、罠をはられている可能性もある……





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