• テキストサイズ

鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第38章 春恋パンケーキ


「井黒様?」

「人も鬼も容易く他人を欺(あざむ)く…」

井黒の目はここにはない何かを見ているようだった。

「欺(あざむ)かれてもいいですよ。私は貴方たちよりも……ずっと昔からここにいますから」

「お前も甘露寺も大概だ…」

「ふふ。本人の前で仰ればよろしいのに」

「五月蝿い」

「……それでは、井黒様。今日はここで失礼します。すみません」

「さっき、夕庵を冨岡の屋敷に使いに行かせた。そろそろ来るだろう…」

ぱさりと白藤が着ていた着物を肩にかけてやる。

「着ていろ」

「ん…///」

「顔が赤いな…」

「誰のせいですか…」

「俺ではなく、鏑丸だ」

シューと鏑丸が舌を出したかと思うと襦袢の上から拘束される。

/ 1830ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp