第38章 春恋パンケーキ
「こら、鏑丸…」
「んんっ…やっ…///」
胸元と腕をイヤらしく拘束され、鏑丸に胸元を刺激される。
チロチロと胸の先端を鏑丸の舌が行き来する度に白藤の体もびくびくと反応する。
「あっ……///」
ザッ。
中庭に降り立った冨岡が寝室の襖を開ける。
襦袢姿の白藤を見て、冨岡の眉間に皺がよる。
「井黒、白藤を解放しろ」
「お前こそ独り占めしているだろう、冨岡…」
何だか嫌悪な雰囲気の立ち込める二人に。
「あの……///」
「帰るぞ、白藤…」
白藤に巻き付く鏑丸を見て冨岡の眉間に更に皺が増える。
「井黒、蛇を避けろ」
「そう易々とはやれんな。特に人様の屋敷に土足で踏み込んでくる様な非常識な輩にはな…」