第37章 誕生月を迎えられた書き手仲間さまへ捧ぐ 2月版$
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あいつのことも考えて俺はまだ同居してない。
けど、三嫁に新しい嫁を迎える話は通してある。
意外に三人とも反対しなかったのが驚きだった。
「宇髄様」
「よぉ、白藤」
「お待ちしてました。今日はふぐ刺しもご用意してますよ」
こうして俺の好物を用意してくれるあたり、よく気がつく。
「ほぅ、そりゃ楽しみだ」
「宇髄様。上着の釦が取れかけてますね。繕いますので貸して下さい」
「ああ、頼むわ」
言われた通り、上着を渡すと針と糸を用意した白藤がせっせと繕いを始める。
「ついでに修繕もしますね」
そう言って、破れた箇所も直していく白藤。
その様子を眺めていた俺に。