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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第36章 130,000PV御礼読切 麗しの君は


鬼化した青年が宇髄に迫る。

「ヒヒッ」

その時、見慣れた背中が目に入る。

「水の呼吸・肆ノ型 打ち潮」

ザンッ。

見事に首を落とされた鬼は灰になり消えていった。

「大丈夫ですか?」

声をかけてきた白藤に返事をする。

「あ、はい」

なんつーか、あれだな。
月光に照らされると、絵になるというか。

「日が沈むと鬼が出る。気を付けるんだな」

「冨岡さん。この方お一人のようですし、心配です。送って差し上げましょう?」

「いや、そんな…」

「はぁ、分かった。確かに夜道に女人の一人歩きは危険だからな」

ほんの少しだが、白藤の横にいた冨岡の表情が緩む。

なんだ、コイツ。
こんな顔もできんのか。

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