第36章 色欲に溺れて$ (宇髄&冨岡裏)
$$$↓ここより宇髄&冨岡裏。何でも許せる人向けです。
少々怒気をはらんだ声音に。
「冨岡さ…///」
いつから、見られ…
「最初から…」
ポツリと冨岡から発せられる言葉に。
「最初から、宇髄に抱かれるつもりで来たのか?」
「違います!」
屋根の上から士郎が物珍しそうに見物しているのを感じながら、宇髄は芝居がかった台詞を口にする。
「そうだったらどうなんだ?」
「宇髄さん!?」
だが、思った以上に白藤が動揺するので、素直に白状することにした。
「………ったく、面倒な奴だな。コイツな、隠になりたいんだと」
「何?」
「煉獄のとこにも、俺のとこにも訓練するために通ってんだよ。いじらしいじゃねぇか。理由が皆の足を引っ張らないためだぞ?理想の嫁じゃねぇか」
「そう、だったのか」
一瞬、動きを止めた冨岡だったが、やがて宇髄の前に向き直る。
「じゃあ何故、白藤がお前に弄られているんだ?」
しかも裸同然の格好で。